整復サロンTSUNAGI
斎藤彰裕(さいとうあきひろ)です。
最近は捻れという視点から様々なクライアントをみています。そのなかで如実に変化が結果に結びついてきている方々がいます。それがスポーツをされる人々です。
アマからプロまで、子どもから大人まで。怪我が治らない、競技力やパフォーマンスを向上したい、トレーニングがうまくいかないなど様々いらっしゃいます。
そういった方々には共通点が二つあり、その二点を改善することで、怪我の回復やパフォーマンス向上などすべて改善しています。
その共通点とは
すでに身体に捻れがある。
なんでも足していく考えがある。
この二点です。
すでに身体に捻れがある
スポーツをするときには外傷いわゆる怪我が発生することがあります。スポーツをしている人の約20%がなんらかの怪我をしているという調査もあり、また怪我の約60%が捻挫であるともいわれます。
まず5人に1人は怪我をしており、足を捻ったり、手を捻ったりなどの捻挫が多いということです。例えば突き指なども捻挫ですが、自ら大丈夫とおもって治療しない人が多いとおもいます。
じつはここに捻れの原因があります。
捻挫では靭帯、血管、神経などが傷つくことがあり、腫れたりなど症状がでます。
しかし、もっとも重要なのは骨や筋肉が捻れ、関節も捻れることでうまく噛み合わずそして力が伝えられないということです。
捻れで起こった位置の変化を捻転転位といいます。これは専門書にも書いてますが自分の身体の治癒力ではもとに戻せません。
見た目の傷や痛みが消えたとしても、捻れは残ってるということです。
他にも骨折や打撲など強い力は、丸みのある骨に作用することで捻れを生むので、捻挫同様に身体に捻れを残します。
怪我をしたあとずっと調子があがらないなどの本当の原因はここです。この捻れに気づいて整える必要があります。
実際でも野球選手のクライアントも過去に足首捻挫をしていました。足首がうまく反ることができないので、体重が乗らなかったです。捻れを整えることで体重が乗り投球に力が入るようになりました。
なんでも足していく考えがある
どうしても何かを足そうとするのがスポーツをする方のもう一つの共通点です。例えば食事、サプリメントやトレーニングなどです。足すのが悪いわけではないですが、自分に必要なものを見極めて、まず今ある必要がないものを引くことからはじめると効果があがります。
トレーニングでいえば身体に捻れがある中で動かすということは、例えるなら悪いフォームでずっと素振りをしているようなものです。
どんどん悪い素振りを重ねることになり、結果競技力も低下します。そしてどうにかしようとまたトレーニングを重ねる悪循環になってしまいます。
まずはまっすぐな身体、しっかり地に足をつけて地面の力を身体に伝えることのできる身体にする必要があります。
捻れのない身体で動かすと、それ自体が身体にとって理想的な動きです。実際の選手でも身体の捻れを整えた上で、身体を繋げていくトレーニングをします。そうすると普段行っていたトレーニングの質もあがり、不要だと思うトレーニングを自分で選択できます。そして競技に即したトレーニングをすることで、飛躍的に競技力も向上しケガもしにくくなります。
身体にある捻れそして悪い素振りとなるトレーニングなども、まず引き算してはじめることがパフォーマンスアップの改善へと繋がります