整復サロンTSUNAGI
斎藤彰裕(さいとうあきひろ)です。
8月7日に川西市にて親子の整復講座を開催いたしました。これまで大人を対象としてセミナーをさせていただいたことはありましたが、親子に対してのセミナーはしておりませんでした。
しかし、セッションを受けていただいた保護者の方から、子どもに対しての相談も多くいただいていました。そのような中、是非周りの母親や子どもにも身体を整えることの大切さを知っていただきたいと、ありがたいことにお話をいただきました。
セミナーはお子さんも参加可にしておりました。すると大人の人数以上のお子さんにも参加してしていただき、皆さんの関心の高さを感じました。
(なんか学校の先生気分です)
親子の整復講座ですがまず質問しました。
親と子ですが、どちらを先に整えたほうがいいのか?きていただいた親は当然子どものためにと参加しているので子どもをと考えてる方も多かったと思います。
「私は当然親が先です」とお答えしました。理由は大きく2つ。1つは自分が歪んでたりすると相手にも違和感(緊張)を生み、捻れ歪んでしまうから。
もう1つはそのしてあげようという思いが、触れるときに子どもの身体にとって強い力になるからです。そして子どもが見えなくなるからです。
例えばパーティーの席などで、すごく洋服乱れた人がいたらどうでしょうか。たぶん凄い違和感を感じるとおもいます。その時の自分はとても緊張しています。
それは親子でも同じです。質量の大きい一番身近にいる親が整っていないと、質量の小さい子どもはすぐに影響を受け、ずっと一緒にいるので無意識の中で緊張を続けます。親は気づきません。
また、子どものためにと考えることは悪いことではないです。しかし、例えば子どもの買い物に一緒にきて手をつないでいると、あれも見ようこれも見ようとついつい手を引っ張ってしまうことがあるとおもいます。子どものためとなるとそれにしか意識が向かず、またどうしても力が入ってしまうものです。
それはこのようなことでも言えます。
子どもの姿勢が気になるんです。
子どもが落ち着かないんです。
子どもの足の形がおかしいんです。
など、気づくことは大切です。しかし、そこしか意識が向かなくなり他の色んなサインが目に入らなくなることに繋がっていきます。
子どもが見えなくなるというのは、自分の意識する事以外は見えなくなるということです。いつでもフラットに変化に気づけるようにしておくことが大切です。
だからこそまずは親が自分の身体を整えて、自分の身体の様々な部分の変化に気づく感覚が必要になります。
私は3人の親でもあり、人の身体を診る仕事をしています。刻々と変化する命をみています。それはどの親も同じく、自分の大切な子どもの変化する命をみているのです。なので、こういうときはああしましょうなどのhowtoではその変化には対応できません。だから刻々と変化する命を自分の身体で今感じて、そして一手を与えられることが最も重要です。
参加された保護者の方々も自分を整える重要性をとても理解していただき、セミナーを進めていきました。
そして自分にも子どもにも最高の一手を与えられる手を作っていただくと、自分の身体にもそして子どもの身体にもとても素晴らしい変化がありました。
続く