整復サロンTSUNAGI
斎藤彰裕(さいとうあきひろ)です。
先日川西市で親子の整復講座を開催いたしました。そのブログの続きです。
親子の整復ですが、まずは親と子のどちらを先に整えたほうがよいのか、それが子どもを整えるのに実は大切なことだということを説明しました。
そしてまずはおざなりになりがちな自分の感覚にちょっと気づくたけで、身体がどのように変化するかを体感してもらうため、子どもと一緒にできる手遊びをしました。
これは意外と子どもも楽しみながら、また親は意外にも思ったようにできないことにビックリされてました。
(子どもにも実践中)
実は、手遊び前に身体の動きをチェックしてもらってたのですが、手遊び後は動きがよくなってることに多くの参加者が気づきました。
私たちは目をつぶっていても自分の肘を触ることができます。見えないのにです。それは身体には位置を教えるセンサーがいっぱいあるからです。
そのセンサーがしっかり働いてないと脳はその部分をうまく認知できません。
よく経験あるのが、机の角に小指を引っ掛けて『痛っ』となることですが、これはまさしく小指のセンサーが働いてないからです。つまり脳は小指があると認識できてない状態です。
昔骨折や捻挫などケガをしたところや、手術したところもなどもセンサーが働いてないです。では、センサーが働かず脳が認識できていないとどうなるのか?
脳はその部分は元々ないものと捉えるようになります。まさしく先ほどの例だと小指はないものとなっています。そうなると小指に体重が載らず身体は反対側に傾き歪みます。そして補って捻れ歪んでた身体をまっすぐではないのに、まっすぐと捉えるようになるのです。だから捻れ歪んだ身体が常態化つまり普通になります。
センサーの機能低下がその身体の歪みの常態化、つまりずっと続いてる原因なので、ただ筋肉を押したり揉んだりしても意味がないということです。
ほとんどの人の身体はセンサーの機能が低下したところがあり、身体をすべて認識できていません。それを認識させ脳としっかり繋げていくことが身体をまっすぐにすることになり、機能を回復そして向上させることになります。
手遊びではセンサーの機能を高め、脳と繋げる効果があるので身体がまっすに近づき、結果動きがよくなります。
それだけでも自分の身体だけでなく、子どもの身体がまっすぐになるためにもどれだけいい影響があるかはかりしれません。
セミナーを受けていただいた方々にはどんどん実践していただきたいとおもいます。
(姿勢の話をしてます。悪い姿勢はありません。)
医療では、解剖学、生理学の分野で当たり前に学ぶ知識です。しかし実際の人体を目の前にしてその知識を正しく応用して治療をされてることが少なく感じます。
私自身もこのこと学んだときには、とても凄い気づきを得られたと感銘を受けました。先人たちが培った学問の理にとても叶った考えです。
では、そのセンサーを働かせるために色んなところを触ったらいいのか?ということになります。答えとしてはNOです。
身体の触れられる場所すべてに筋肉があるので、その正しい知識とセンサーの機能を向上させる触れ方ができないといけません。
体得していく過程そしてその後のお子さんにもとても素晴らしい変化を生み出していました。
続く