整復サロンTSUNAGI
斎藤彰裕です。
先日、広島にある保育園で身体を繋げて感じるセミナーをいたしました。
こちらの保育園は裏には自然がいっぱいの山があり、そちらで園児と自由に遊んだり、園内でも身体の発達など園長の考えのもと様々な運動や遊びを取り入れられてる人気園です。
縁があり、セッションを受けていただいた園長から園でも何かできないかとご依頼をいただきました。
例えば発達障害といわないまでも、様々な障害を持つ子どもがいたとしたら、周囲の大人が何かできることはないかというところがスタートでした。
そこで、身体を繋げていくということそしてそれを大人からしてみましょう、と提案させていただき実現しました。
身体を繋げること
当日はお子さんも含めると20名以上の方が集まっていただきました。
身体を繋げるといっても手足が切れてるわけではないですから、もちろん見た目は繋がっています。
ただ脳と身体はどうでしょうか。これは意外と繋がりが低いです。そこで脳と身体を繋げるワークとして身体のセンサーを鍛えるワークを行いました。
内容は手遊びです。一人でもできますが親子でします。親子で楽しみながらやったあとで身体の変化を確認してもらうと皆さん一様に動きやすくなっていました。
例えば小指のセンサーと脳を繋げていくことで、小指を含めた全体としての全身が変化します。
これは、身体は一部分が変化しても、それを含めた全身が実は変化してるということです。
身体の様々な部分に今回のように気づきを与えることで身体全体として繋がりが増しより身体が認識できていきます。
今まで身体の各所のセンサーは鈍り、脳との繋がりが低いなかだと身体としては暗闇の中にいるようなものです。例えば手の指が指として、足の指が指としてはっきりと認識できると暗闇の中にしっかりとした点が生まれ、脳が身体をきちんと身体として認識できるようになる。だから身体が安定して心も安定していくことに繋がると確信しています。
姿勢や障害について
姿勢についてもお話させていただきました。様々な姿勢や障害など悪いものではないです。何かの原因により崩れていく身体を何とか帳尻をあわせている、そこで負担を受け持つところなどが症状として表にでているといえます。
例えば、今とっている姿勢は悪いものではないということ。それは、うまく座れないやどうしても動いてしまう、言葉がつまるなど動作も同じです。
身体の何かがねじれ崩れているために、帳尻をあわせてでも成り立たせていることがほとんどです。
悪いと捉えるとそれを変えてしまおうという方法をとってしまい、なんとかとっていたバランスを崩す結果になります。
悪くない帳尻をあわせてただけと捉えると、どうしたら変わるかなと考え寄り添う方法になってきます。
最初にどう認識するかでどういった方法で触れていくのかも自然と変わるのです。そんなこともお伝えしています。
まず自分から
さらにワークは手の使い方などを行いました。
身体に触れるときに身体を邪魔しないことに繋がります。
強すぎる力は身体を害することがあります。普段何気なくする押すや揉むが、身体にとってどれだけ力が強いのか身体を邪魔するのかも体験しました。
そしてその身体を邪魔しない手で触れることで、皆さん変わる体を体感していきました。
もちろんお子さんの身体を触れることでも変わります。しかし、大切なのはまずは自分が変わることです。
自分が整っていないと、その不整は子どもにも影響が及びます。よくも悪くも親の影響は大きいからです。
(皆さんで楽しく)
最後に
情報が多い時代となっています。様々な事柄も自分に触れることで初めて感じ取ります。
なら、その感じ取る自分が明確であればもっと正確に感じ取ることができるでしょう。不確かな自分だとどうしても頭だけで感じとったものを判断します。
頭も含めて身体です。身体全体で感じた多くのものを使って判断する。
そのためにもセンサーを鍛え、自分を整えておくことも必要なことだと感じています。