整復サロンTSUNAGI
斎藤彰裕(さいとうあきひろ)です。
クライアントさんと話をしていると、子どものことがよく話題にでます。
身体のことでいえば、子どもの姿勢だったり最近流行りの体幹トレーニングだったりが多いです。もちろんそれらにも身体の理に沿った考えはあります。
しかし、他にもよくあがる話題として子どもの好き嫌いをどう克服したらいいですかというものがありますが、いつもこんな形で私の想いをお伝えしてます。
(みんな聞き耳たてて!)
私は伝承者だと想ってます。
何をいってるのという感じですが、食の背景には文化があります。食文化とも言われるくらい、様々な時代や土地、人々が培った技術や精神が連綿と紡がれたものです。そして私たちの先にも紡いでいくものになります。
だから私のような一主夫でも、食事を食べたり、作ったりする以上は伝承者だと想ってます。
今日私はなすの煮浸しを作りました。まあまあ美味しくできたとは思いますが、子どもたちは食べませんでした。
もしかしたらここで、せっかく作ったんだから好き嫌いせず食べなさいという方もいるかもしれません。けど、伝承者の私はこう考えてました。
『なすが旬になってくる季節にこういう料理もあるというのを伝えた』
(煮浸しとピーマンの肉詰め。ピーマンはソッコーで売り切れ)
例えば私たち大人も旅行にいって、この国ではチップで感謝を伝えたりするんだ。なんて経験をすることもあるとおもいます。
そこで初めて、この国にはこんな文化があることを知ります。
いいなとおもう人はその国に、よく行くようになったり、ちょっとと思う人々はいかなくなったりするかもしれません。そう、その人の選択です。
今回も煮浸しという料理、そういった文化があることを知ってもらえたらいいので、それを食べるかどうかの選択は自由です。だから怒ることもありませんでした。
どういったものを選んでいくかで身体も変わってきます。よりベターを選択する力はまずは知るところからだと思っています。
食を作る人、その食材を田畑で作る人、海などで捕る人、そして主婦にいたるまでみんなが文化の伝承者なのだと想います。